朝、鏡の前でメイクをしていて、手が止まる瞬間はありませんか。
「あれ、この影……前よりくっきりしてる?」
頬のたるみ。 口元のシワ。 写真に写った自分の顔に、ちょっとびっくりする。
そんな経験、ありませんか。
こんにちは、50代で表情筋トレーナーになったakiです。
今日も「きれいを諦めない」時間、少しだけお付き合いください。
顔のシワ・たるみ、悩んでいませんか?
「年のせいだから仕方ない」
そう思って、鏡を見るのをそっと避けてしまう。
そんな自分に、少し寂しくなることもあるかもしれません。
実際、私のところに来てくださる生徒さんも、「鏡を見るのがつらい」と言われる方はほぼ全員です。
あなただけではなく、多くの女性が、同じ鏡の前で、同じため息をついています。
ある調査では、肌悩みの多さは50代でピークに達する傾向があるとも報告されています。
更年期による体質の変化や、肌質の老化を実感しやすい時期だからこそ、これまでと同じケアでは対応しきれないと感じる人が多いのかもしれません。
「私だけじゃなかったんだ」
そう思えるだけで、少しほっとしませんか。
お顔の悩み、実は「表情グセ」が原因かもしれません
顔のたるみやシワというと、つい「年齢」「肌の衰え」だと考えてしまいがちです。
もちろん、それも一因です。
でも、それだけではありません。
もうひとつ、見落とされがちな原因があります。
それが「表情グセ」です。
表情グセとは、あなたが無意識に繰り返している顔の動かし方のこと。
たとえば。
- パソコン画面を見るとき、眉間に力が入る
- 人と話すとき、口角にぐっと力を込める
- 集中しているとき、奥歯を噛みしめる
「それ私もやってる……」
心当たりありませんか。
こうした無意識のクセが、何年も、何十年も積み重なる。
その結果として、シワやたるみという「跡」が顔に残っていくのです。
顔の筋肉は「皮筋」——だからクセが刻まれる
ここで少しだけ、顔の筋肉についてお話しさせてください。
難しい言葉は使いません。 ゆっくり読んでいただければ大丈夫です。
体の筋肉、たとえば腕や脚の筋肉は、骨と骨をつないでいます。
でも、顔の筋肉は少し違います。
顔の筋肉は、骨ではなく、皮膚に直接つながっているのです。
これを「皮筋(ひきん)」と呼びます。
つまり、
顔の筋肉が動くと、その動きがそのまま皮膚に伝わる。
体の筋肉のように、骨がクッションになってくれる仕組みがないのです。
表に出る感情だから「表情」
喜怒哀楽がすぐ顔に出るのも、この皮筋のおかげ。
でも同時に、これが「クセが刻まれやすい」理由でもあります。
筋肉の動きに皮膚の動きが連動する—だから偏った動きがシワになる
顔の筋肉と皮膚が直接つながっている。
ということは、
いつも同じ動かし方をしていると、皮膚もいつも同じ方向に引っ張られ続けるということです。
たとえば、いつも同じ場所を折り曲げている紙を想像してみてください。
最初は折り目もすぐに戻ります。
でも、何度も何度も同じ場所を折っていると。
やがて、折らなくても、その線がくっきりと残るようになる。
顔のシワも、これと似ています。
偏った表情グセを繰り返すことで、皮膚に「折り目」が定着してしまう。
それが、いつのまにか深くなったシワやたるみとして現れてくるのです。
【鏡に映るシワは、私がこれまで生きてきた「動かし方のクセ」だったんだ】
そう気づくと、シワの見え方が、少し変わってくるかもしれません。
改善のポイントは「鍛える」ではなく「緩める」
ここまで読んで、こう思った方もいるかもしれません。
[じゃあ、顔の筋肉を鍛えればいいのね]
実は、多くの表情筋トレーニングが「鍛える」「引き上げる」ことをすすめています。
もちろん、それも一つの方法です。
でも、私がまずお伝えしたいのは、逆の視点です。
改善のポイントは、鍛えることより先に「緩める」こと。
なぜなら。
すでにお話ししたとおり、シワやたるみの多くは「偏った動かし方のクセ」から生まれています。
そこにさらに力を入れて「鍛えよう」とすると。
同じクセを、もっと強く繰り返してしまうことがあるのです。
「ええっ、鍛えなくていいの?]
はい。
まず必要なのは、力を抜くこと。
こわばった場所をゆるめて、本来つかうべき筋肉を正しい道筋で使うこと。
それが、表情グセをリセットする第一歩になります。
口から下の力を抜いて、頬をふんわり引き上げる
では、具体的にどうすればいいのか。
ここから、実際にやってみましょう。
ステップ1
鏡の前に座ってください。
自然な状態で、自分の顔を見つめます。
ステップ2
口から下——口元、あご、首のあたりの力を、ふわっと抜きます。
ぎゅっと力を入れるのではなく、抜く。
「力を抜くって、意外と難しい……」
そう感じたら、それがまさに「力が入っていた証拠」です。
ステップ3
口元の力を抜いたまま、頬だけを、ふんわりと引き上げるイメージを持ちます。
持ち上げる、というより。
空気にふんわり押し上げられるように、軽く、浮かせるような感覚です。
ステップ4
その状態を、数秒キープします。
がんばりすぎず、心地よいところで止めてください。
ステップ5
ゆっくり、力を戻します。
これを、鏡を見ながら、1日数回。
歯磨きのついでや、メイク前のちょっとした時間に。
無理なく、続けられる範囲で大丈夫です。
口元に力が入ってしまう理由
「頬を引き上げよう」とすると。
なぜか、口元にぐっと力が入ってしまう。
そんな経験、ありませんか。
これには理由があります。
私たちは、緊張したとき、集中したとき、無意識に「口元」に力を込めるクセを持っていることが多いのです。
- 誰かと話すとき、笑顔を作ろうとして口角に力を入れる
- 我慢するとき、唇をきゅっと結ぶ
- 考えごとをするとき、奥歯を噛みしめる
こうした場面、思い当たりませんか。
【そういえば、緊張すると口をきゅっと結ぶ癖がある】
そのクセが、無意識のうちに「ほうれい線」を深くする原因にもなります。
だからこそ、「頬を上げる」前に、まず「口元の力を抜く」ことが大切なのです。
順番を間違えると、頑張っているつもりが、逆にクセを強化してしまうことにもなりかねません。
いちばん大切なのは「意識すること」
正しいやり方を知ること。
もちろん、それも大切です。
でも、それ以上に大切なことがあります。
それは——「意識すること」。
一日のうち、私たちは何百回、何千回と表情を動かしています。
そのすべてを完璧にコントロールすることはできません。
でも。
「今、口元に力が入っているかも」
そう気づく瞬間が増えるだけで、少しずつ、顔は変わっていきます。
テクニックよりも先に、まず気づくこと。
気づいたら、緩めること。
それだけで十分です。
【今日から、鏡を見るたびに、ちょっとだけ意識してみようかな】
そう思っていただけたら、うれしいです。
今日からできる5つのアクション
- 鏡を見るたびに、口元に力が入っていないかチェックする
- メイク前に、口から下を1回だけふわっと脱力する
- パソコンやスマホを見るとき、眉間と口元の力を意識的に抜く
- 頬を「持ち上げる」のではなく「浮かせる」イメージで軽く引き上げてみる
- 1日1回、鏡の前で自分の表情グセに気づく時間を作る
どれも、1分もかからないことばかりです。
すべてやろうとしなくて大丈夫。
まずは、ひとつだけ。
今日から、試してみませんか。
よくある質問
Q1. 表情筋トレーニングは、毎日やらないと効果がありませんか?
毎日でなくても大丈夫ですが、継続が一番の大切です。
大切なのは「続けられる頻度」を見つけること。
まずは鏡を見るたびに意識する、というところから始めてみてください。
Q2. 頬を引き上げようとすると、どうしても口元に力が入ってしまいます。
とても多くの方が同じことをおっしゃいます。
口元に力が入るのは自然なことです。
焦らず、まず口元の力を抜くことだけに集中してみてください。頬を上げるのは、そのあとで大丈夫です。
Q3. 表情グセは、自分では気づきにくいものですか?
はい、多くの場合、自分では気づきにくいものです。
鏡でゆっくり自分の表情を観察したり、写真を見返したりすることで、少しずつ見えてくることがあります。
Q4. 何歳から始めても効果はありますか?
年齢に関係なく、始めた時点からの変化を感じられる方は多くいらっしゃいます。
大切なのは、年齢よりも「気づいて、続けること」です。
この記事は一般的な情報提供を目的としており、医療的な診断や治療を目的とするものではありません。肌や体調に不安がある場合は、専門医にご相談ください。


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